またも繰り返されたF1撤退。ホンダに足りなかった「覚悟」

こんにちは、川越市の税理士・関田です。

発表から3日経っても、まだ失望の只中にいます。

ホンダが2021年シーズンをもって、F1でのパワーユニット(PU)供給を終了することを発表しました。

ホンダがF1から撤退するのはこれで4度目ですが、過去3回はそれぞれに納得できる(せざるを得ない)理由がありました。

今回の撤退理由は表向き、「2050年のカーボンニュートラル実現に向けて経営資源を集中させるため」。

電気自動車等の開発で他のメーカーから後れを取るホンダが、F1で培った技術や人的リソースを研究開発に投入したいという方針は、一民間企業の経営判断としては正しいのかもしれません。

しかし一方で、F1以外のモータースポーツ活動(インディ、スーパーGT、モトGPなど)は今後も続けていくと。

なぜF1だけ?

結局のところ、「F1はお金がかかりすぎ、余裕がなくなった」ということに尽きるのでしょう。

確かに、F1のPU開発には年間150億円以上もの予算が投じられているといいます。

他のモータースポーツとはゼロがひとつ違う。

今回の撤退を推進したホンダ社内のF1反対派の人たちはおそらく、F1は費用対効果が薄いから続けても意味がない、と考えているのでしょう。

しかし、そうした声が大きくなり、社内の多数派を占めている時点で、もはや今のホンダは、かつて我々F1ファンが愛していた「ホンダ」ではなくなってしまっているということです。

八郷社長は会見で、「レース活動はホンダのDNA」と強調していましたが、それも何だか空しく聞こえます(八郷社長自身は決してF1反対派だったとは思いませんが)。

そもそも、2015年にF1へ復帰した際には、「今回は期限を決めずに継続的に参戦する」「だから”第4期”という表現はしない」と言っており、多くの人々はそこにホンダの”覚悟”を感じたからこそ、復帰を歓迎しました。

それが、わずか7年で”第4期”を終了するというのですから。

だいたい、今回の撤退がコロナ禍での業績悪化を受けてのものだとしたら、それはホンダだけではなくメルセデスやフェラーリなども同じ状況にあるはず。

それでも他メーカーが参戦を続けるのは、F1参戦こそがブランドであり、文化であり、使命だからです。

特に、経営的にはホンダよりも厳しいと思われるルノーが、リーマンショック後も予算を縮小しながら参戦し続けていることを考えると、やはりホンダには”覚悟”が決定的に足りなかったといわざるをえません。

景気の良いときだけやってきて、ちょっと景気が悪くなればすぐに退散していては、伝統あるF1村の住人として認めてもらうことは難しいでしょう。

第4期の出だしは、ブランクの影響が大きく、ホンダPUはとてもトップチームと戦えるような代物ではありませんでした。

それが、今やこうしてレッドブルと組み、やっとチャンピオンシップに挑戦できるところまで漕ぎつけたところだったのに(懸命に頑張ってきた現場のエンジニアたちの無念さやいかばかりか。。)

F1はお金がかかるということは、参戦する前から分かっていたことのはず。

今回の撤退劇は、過去の活動休止とは比べ物にならないほど、多くの人々を失望させたと思います。

せめて来年、フェルスタッペンがチャンピオンを獲ってくれれば、まだ救いがあるのですが。


 

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