土日祝日も利用可能に。登記情報提供サービスの利用時間が拡大

こんにちは。税理士の関田です。

わざわざ法務局に行かずとも、インターネット上で登記情報を取得できる「登記情報提供サービス」。

不動産業者はもちろんのこと、不動産税務を取り扱う税理士にとっても必須のサービスですが、これまでネックだった利用可能時間が令和4年10月より拡大されます。

従来の利用時間

これまで、登記情報提供サービスの利用は「平日8時30分~21時まで」に限られていました。

まず、21時を過ぎると使えないというのが問題。

”調べモノ系”の仕事は日中よりもむしろ落ち着いて仕事できる夜間帯に着手する業界人も多いので、勤務時代にはよく『不便だ』という声を耳にしました。

また、土日祝日に使えないというのは私もたまに困ります。

確定申告時期などの繁忙期は休日でも登記情報を確認したいことがありますし、金曜の夜になって「見たい!」と思っても月曜朝まで待たなければいけないというのは結構なストレスでした。

令和4年10月1日以降の利用時間

「そもそもインターネットサービスなのに利用できない時間の方が多いってどういうこと?」という利用者の心の声が届いたのか、この10月1日から利用時間が拡大します。

一般財団法人民事法務協会作成のリーフレットより抜粋

まず、平日の利用時間は「8時30分~21時まで」から「8時30分~23時まで」に2時間延長されます。

さらに、土日祝日についても「8時30分~18時まで」は利用可能となります。

ただし、公図等の図面はこれまでどおり「平日8時30分~21時」しか確認できませんので(なんで?)ご注意ください。

まとめ

土日祝日に使えるようになるのは実にありがたいですね。

ちなみに税務申告システムの利用可能時間については今のところ、

  • e-Tax(国税): 火曜~金曜は「24時間」、土曜~月曜と祝日は「8時30分~24時」
  • eLTAX(地方税): 平日「8時30分~24時」

という状況。。

何かと不便なことの多いeLTAXの奮起に期待します。


※ この記事は、投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

当事務所のサービスメニュー・料金について

当事務所では、法人・個人事業主の「税務顧問業務」のほか、相続税申告・贈与税申告・譲渡所得税申告といった「資産税業務」を専門に行っております。
初回のご面談は無料です(単発の税務相談・コンサルティングを除く)。
オンラインでのビデオ面談もお受けしております。