土地評価のための役所調査で感じる、わかりやすく説明することの大切さ。

こんにちは、川越市の税理士・関田です。

先日は、相続税申告における土地評価のため、うだるような暑さの中、都内某所の現地調査&役所調査に行ってきました。

土地評価の際には、少しでも評価額を下げる(=相続税を安くする)ため、減額要因を探すべく現地を見るのが鉄則なのですが、真夏や悪天候での現地調査はなかなかしんどいものがあります。。

それでも、減額要因が見つかると何だか救われたような気分になるもので、今回も道路の幅員が4mに満たない土地(=要セットバック)があることが分かり、幅員を計測した後、足取りも軽く区役所へ向かいました。

役所調査は正直、いつも少し緊張します。

主に道路課や建築指導課、都市計画課など(役所によって呼び名は若干異なります)に足を運ぶことになりますが、これらの窓口に訪れる人々の多くはバリバリの不動産業者だったりするわけで、漏れ聞こえてくる会話の中にはよく分からない専門用語が飛び交っているのです。

で、いざ自分の番になって質問してみると、対不動産業者と同じテンションで専門用語をまくし立てられて一瞬言葉を失う、ということがたまにあります(最近は少なくなりましたけど)。

やむなく「すみません…もう一回いいですか?」と素人感を醸し出すと、一転して優しく教えてくれたりもするのですが、こんな時はいつも自らを顧みることにしています。

自分はいつも、お客様に対して分かりやすい説明ができているのだろうか、と。

私の説明がお客様に伝わっていないとき、お客様側の反応には2種類あります。

一つは、先ほどの私のように、分からないからもう一度説明してくれないか?とストレートに言われるケース。

こちらは助かるのです。

ご理解いただけるよう噛み砕いて再度ご説明すれば解決するわけで、自らの拙い説明を反省する機会をいただいた、とありがたく感じることもできます。

一方、その場ではご理解いただけていたはずなのに、実は全く伝わっていなかったことが後日発覚する、というケースもあります。

こちらの方が厄介です。

分かっていないのに、その場の雰囲気で何となく「分かりました」と言ってしまう方、結構いらっしゃるのです。

そんなときも、原因はお客様ではなく、私自身にあります。

そもそも説明が分かりにくかったことに加え、分からないことを「分かりません」と言い出しやすい雰囲気を作ることすらできていなかったから。

実は私も、相続税業界でまだ駆け出しだった若かりし頃、役所調査でいろんな窓口をたらい回しにされ、聞きたいことの半分も聞けず、分かったフリだけして帰ってきてしまうということがありました。

今思えば、自分の未熟さもさることながら、役所の窓口の方の対応もどうだったんでしょうかね…(←と、人のせいにしています)。

税務の世界は、専門用語で溢れています。

税理士や事務所職員は、普段使っている税務用語をお客様との会話でも当たり前のように出してしまいがちですが、役所調査で私が感じているように、お客様はそれをまるで”外国語”のように感じているかもしれません。

まずは、お客様の立場にたって、なるべく分かりやすい言葉を使って話すことを常に意識しなければ。

それとともに、お客様が分からないことを「全然分からないよ!」と言い出しやすい雰囲気、関係性を作れるよう努めたい。

役所調査の際には、いつもそんなことを思います。


 

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