こんにちは。税理士の関田です。

今年も例年どおり、国税庁より7月1日に路線価が発表されました。

昨年は新型コロナウイルスの影響もあり全国平均で久々の下落となりましたが、徐々に平時に戻りつつある今年の路線価はいかに。

全国的な傾向

全国平均は前年比0.5％のプラス（前年は▲0.5％）で、2年ぶりに上昇しました。

都道府県別では、前年より上昇したのが20都道府県（前年は7道県）、下落したのが27県（前年は39都府県）。

最も上昇率が高かったのは北海道で4.0％のプラス、最も下落率が大きかったのは和歌山県で1.3％のマイナスでした。

ちなみに、東京都は1.1％のプラス。

また、国内の最高路線価は37年連続で東京・銀座5丁目の文具店「鳩居堂」前となりましたが、1㎡あたり4,224万円（前年は4,272万円）と前年より1.1％下落しています。

埼玉県内の傾向

埼玉県内の路線価は前年比0.4％のプラス（前年は▲0.6％）で、2年ぶりに上昇に転じました。

県内の最高路線価は31年連続で大宮駅西口駅前となり、1㎡あたり440万円（前年は426万円）と前年より3.3％上昇しています。

川越市内の路線価は？

川越市内で特に地価の高いスポットの路線価の推移は以下の通りです。

• 川越駅東口 ： 106万円（2021年）→　107万円（2022年）
• 川越駅西口 ： 73万円（2021年）→　74万円（2022年）
• 本川越駅東口 ： 54万円（2021年）→　56万円（2022年）
• クレアモール入口（川越駅側）： 98万円（2021年）→　99万円（2022年）

おおむねコロナ前の水準に戻った格好です。

まとめ

全国平均ではプラスに転じた路線価ですが、リモートワーク浸透の恩恵を受けた郊外の住宅地で上昇が目立つ一方、都心部のオフィス街では下落が続いています。

コロナによる生活様式の変化は引き続き地価に影響を及ぼしているようです。

なお、路線価は国税庁ホームページで確認できます。

※　この記事は、投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

当事務所のサービスメニュー・料金について

当事務所では、法人・個人事業主の「税務顧問業務」のほか、相続税申告・贈与税申告・譲渡所得税申告といった「資産税業務」を専門に行っております。
初回のご面談は無料です（単発の税務相談・コンサルティングを除く）。
オンラインでのビデオ面談もお受けしております。

詳しくはこちら